Ino_noosの自転車遍路の記録

還暦のオヤジが自転車で四国をお遍路しました。その記録を記します。

本編2023年8月1日(後編)=55-54-56番‐今治城=

8月1日後編。走行距離21.3㎞。しまなみ海道編と合わせて104㎞。本日の費用、札所1,040円、ホテル5,400円、交通費0円、食費3,564円、その他18,120円、合計28,124円。

今日は朝からしまなみ海道を走ってきた。予想より早く午前中に戻ってきちゃったので、午後はお遍路を再開し、それとお土産を買いに行く。

11:20、55番南光坊を打つ。実は南光坊は昨日の夕方、ホテルにチェックインした後打ち終わっていた。しかしスマホを忘れて出かけたので、改めて写真を撮りに来た。山門。駅前の大通りに面している。ちなみに坊の付く札所は八十八カ所で唯一ここだけ。

本堂。入母屋造り平入本瓦葺き。飾り破風はなく、屋根の一部が伸びて向拝になっている。シンプルですっきりしたお堂。ご本尊は大通智勝如来。ちょっとなじみのない仏さまだが真言大日如来と同じだった。

大師堂。宝形造りの典型的なお堂。

南光坊の記念印、皆共成佛道。自分が修行した善を廻らし、すべての生きとし生けるものが皆ともに仏道を成就することを願う。出典:四国霊場会。

一旦ホテルに戻って一服した後で再開。

12:40、54番延命寺を打つ。裏の墓地から入ってしまい、墓地の中を抜ける小道を抜けていきなり本堂前にでた。しかもこの小道一瞬だけど激坂、なんでこんな道走ってんだろうという感じ。下は仁王門。

山門。奥に本堂が見える。

本堂。入母屋造り平入本瓦に唐破風の向拝付き、唐破風の中央に宝珠の飾りがある。ちょっとかわいい。ご本尊は不動明王。右下には珍しい宝冠をかぶった不動明王が立っているが、これは前立かと思われる。

大師堂。宝形造りのスタンダードな造り。

延命寺の記念印、衆生。虚空尽き涅槃尽き衆生尽きなば我が願い尽きなむ。出典:四国霊場会。

13:40、56番泰山寺を打つ。毎度のことだがここでも道に迷いだいぶ遠回りしてしまう。山門はないようだが、立派な石垣がそびえる格式高そうな札所。

本堂。入母屋造り妻入り波瓦葺き、こう言っては何だが味もそっけもない庇みたいな向拝が、正面に張り出している。隣の本坊とは渡り廊下で繋がっているのだが、なんとこの中に仁王様が立っていた。ちょっとびっくりした。ご本尊は地蔵菩薩

大師堂。本堂のはす向かいに向かい合う形で建っている。宝形造りでこちらは本瓦葺き。正面屋根の一部が延長して向拝になっている。

泰山寺の記念印、邊地。我らが修行せしやうは、忍辱袈裟をば肩け懸け、また伧を負い、衣はいつとなくしおたれて、四国の邊地をぞ常に踏む。出典:四国霊場会。

57番まで行くかどうか迷ったが、暑さも厳しくなってきたのでホテルに引き返すことにする。一旦ホテルに戻って休憩後、今度は海側に移動し、今治城を外側から眺めながら今治タオル本店に向かう。

ご当地でしか手に入らない仕様のタオル類を数枚購入し、拙宅に宅配してもらう。

やっぱりしまなみ海道はサイコーだった。結果的に時間も余ったし、もうちょっと先まで行ってもよかったかな。いつかまた来よう。

8月1日終了。