まとめ(2)から続く。
コースということで、激坂、サイクリングコース、絶景を述べる。
激坂勝手ランキング。ベスト3は、1位60番横峰寺、2位27番神峰寺、3位66番雲辺寺。横峰寺は距離、勾配、獲得標高どれをとっても最強で上り切った後の満足感が最も大きかった。
神峰寺は距離は短いが勾配がスペシャルで、しかも海抜ゼロメートルから一気に400mまで上るというロケーションがまた格別。
雲辺寺は札所最高の標高で距離も長く、その分勾配は緩いだろうと甘く見ていたがさにあらず、なかなかもって大変な激坂だった。
4位5位は20番鶴林寺と12番焼山寺。「1に焼山2にお鶴…」と言われるのは歩き遍路だとは思うが、自転車でもその名の通りの激坂だった。
なお12番、27番、60番は荷物を宿に置いてアタックしたので作戦勝ち、20番と66番はルート上この作戦を取れずフル装備でアタックしたので見た目以上にきつかった。
番外としては33番禅師峰寺、35番清滝寺、58番仙遊寺、84番屋島寺。距離は短いが勾配が強烈で歩くくらいの速度でしか上れなかった。加えて屋島寺は猛暑もありまるでサウナの中で漕いでいるようだった。
念のために記しておくが、舗装路で自転車を押して歩いたことは一度もない。途中写真撮影と称して休憩ばかりしてたけど。
おすすめサイクリングコースベスト3は、1位しまなみ海道、2位四万十川沿いのR381→R441、3位神山町→焼山寺→県道43号→藤井寺。
しまなみ海道は、あえて言及する必要もなくサイコーの一言、四万十川は窪川側から攻めるのがポイント、掘割峠も逆打ちで攻めるべき。順打ちすると血を見ることになる。
絶景ベスト3は、1位60番横峰寺奥の院星が森からのぞむ霊峰石鎚山、2位66番雲辺寺からのぞむ観音寺市と瀬戸内海、3位足摺岬(の手前)の朝日。
天候。雨は5回。高知34-36番間、愛媛内子-45番間、香川城山温泉の手前、香川86番―高松間、徳島1番―徳島フェリー港間。特に最後の徳島は超猛烈な雨で、四国三郎橋走行中はマジで死ぬかと思った。
その他の日は晴れが多く、連日35℃以上(体感だけど)の猛暑だった。直前トレーニングで直射日光に体を慣らしておいたのでこの程度で済んだが、いきなりだったら皮膚の炎症と熱中症が深刻だったと思う。
統計的に四国地方の8月は雨が少ない。梅雨の7月と秋雨前線の9月に狭間だからだ。ここは狙い通りだったと思う。なお、さらに雨が少ないのは11月~5月にかけて。しかし冬場は標高の高い札所は積雪する場合があり危険。春秋は天候もよく気温も良くおまけに景色も良い(春はお花、秋は紅葉)が、皆さん考えることは一緒なので非常に混雑すると予想される。ということでいつ行くかは悩ましいテーマである。
まとめ(4)へ続く。