Ino_noosの自転車遍路の記録

還暦のオヤジが自転車で四国をお遍路しました。その記録を記します。

まとめ(4)=自転車、疲労回復作戦=

まとめ(3)から続く。

自転車は、エンメアッカさんでオーダーメイドしたクロモリフレームをベースに、ワンバイエスのカーボンフォーク(エンメアッカさん推奨)、前後ホイールはフルクラムのレーシング4、コンポはカンパニョーロコーラスとシマノアルテグラのミックス、ディスクブレーキはワイヤー引きのAVID bb7sという構成。

Fフォークは納品時は艶消し黒だったが、ウレタンクリアを厚塗りしてツルピカに仕上げた。手前みそだがイカしていると思う。鏡面のほうが汚れが付きにくいし。

変速はフロントワンバイで、お遍路仕様として36Tを組んでいる。一応釈明すると普段は42Tを組んでいる。リアは11速で11-34T。

エンメアッカさんのクロモリフレームは、フレームとしての剛性と踏み込んだ時のしなりすなわち弾性を、高い次元で両立した素晴らしいフレームだと思う。実際ポンコツのボクが約1か月にわたり毎日毎日走り続けることができたのは、このしなやかなフレームによって、脚のダメージが小さく済んだからではないかと思う。改めてエンメアッカさんに感謝したい。

自転車のトラブルとしては、予想以上にディスクパッドが減ったこと。予備は1セットしか準備しなかったので、松山でパッドを求めて駆けずり回ることになった。それにしても、なぜ予備を1セットしか持たなかったのだろう?

リアキャリアはシートポストに取り付けるタイプで耐荷重10㎏に対して8~10㎏の荷物だったので不安だったが、特にトラブルはなかった。これもフレームがクロモリだから。カーボンだったらこんな重量物怖くて積めなかった。ただし、荷物を積むと重心が後側に偏ってしまい、ダンシングするとハンドルがブレまくって危険だった。

パンクはなし。ポンプアップは高知市今治市の2回だけ。タイヤはパナレーサーのアジリスト ライト 700×28C。ディスクブレーキには太めのタイヤがマッチすると思う。チェーンの清掃と給油は3~4日毎。洗車はウエスで拭く程度だがほぼ毎日。

 

疲労回復作戦。今回のツアーで最も心配されたのが毎日走れるのかということだった。何しろボクは1日ロングライドすると回復するのに3日かかるというポンコツだし、事前にトレーニングするにしても、せいぜい3連休の3日連続までで、それ以上は未知数だったのだ。

対策としては疲労回復のサプリ、リカバリーウエア、ストレッチング、温冷交代浴、早寝早起き等色々やったが、ストレッチングが最も効果があったように思える。

1日走ってガチガチにこわばった筋肉を伸ばしてあげると気のせいか軽くなったように感じる。さらに股関節の可動域を広げるストレッチングを行うと、つま先の血行が良くなりぽかぽかした感じになる。

疲労回復には血行を良くすることが肝心なので、これが効いたと思う。というわけで、毎日1時間近くかけてゆっくりじっくりストレッチングを行った。この効果か毎日40~100㎞走れた。暑さでグロッキーにはなったが、脚が疲れて漕げなくなるということはなかったと思う。もちろん、上で述べたエンメアッカさんのクロモリフレームに支えられたことも忘れることはできない。

まとめ(5)へ続く。