まとめ、として今回の旅を5回にわたって総括する。
今回はその(1)として、札所での参拝手順を記す。100%正しいわけではないが、ボクは以下の手順で参拝した。
1)山門から入場する。門をくぐる時は、合掌して一礼する。
とはいうものの、ボクの場合何故か裏口からアクセスするケースが多く、その時は境内を通過して一旦山門から退場し、改めて再入場する。でも白状すると、裏口から入って山門が階段のずっと下のほうにあったとき、ごめんなさいで省略したこともあった。
2)手水舎で身を清める。
①右手で柄杓をもって水をすくい左手を洗う。②柄杓を左手に持ち替えて右手を洗う。③再び柄杓を右手に持ち替えて左の手のひらに水を受け、その水で口を漱ぐ。④柄杓を立てて水を柄に流し柄を洗う。を一連の動作で行う。ちなみにボクは口を漱ぐのはフリだけ。本当に口を漱ぎたい人は蛇口から水を取るほうが良いと思う。
3)鐘をつく。
札所によっては鐘をつけない場合があるので要注意。ボクは鐘をつく場合は1回だけ、かつできるだけそ~っとついた。境内だけに響けばよいと思うので。でもこれが難しく、思いのほか強くゴ~~ンってやっちゃうことがあってビビったりした。なお、帰り際に鐘をつくのはタブーなんだそうだ。誤ってついちゃったら、もう一回お参りするしかない。
4)本堂へお参りする。
①右手に蝋燭左手にライターを持ち、蠟燭に火をつける。②右手で蝋燭を蠟燭立てに立てる。なお蝋燭立ては階段状になっているので、奥から立てるのが礼儀だそうだ。
③線香を右手に持ち、自分が立てた蝋燭で線香に火をつける。線香は3本。線香の炎を消すときは息をふ~ってやってはいけない。また線香は線香立ての中央に立てる。手前に立てると後から来る人が危ないからね。これも礼儀。じゃあ、立てた線香の群れがドーナツ状になっていたらどうすんだ?って、野暮なことは考えない。
④賽銭を投げ、納め札を納め、写経を奉納する。それぞれ入れる箱を間違えないよう要注意。
5)本堂で勤行する。
ボクは次の手順で勤行した。
①開経偈←一辺唱える
②懺悔文←スキップ
③三帰依文←スキップ
④十善戒←スキップ
⑥三摩耶戒真言←スキップ
⑦般若心経←一辺唱える
⑧ご本尊の真言←三辺唱える
⑨光明真言←三辺唱える
⑪回向文←一辺唱える
複数のお遍路と同時に勤行する場合は互いに配慮しつつ、がエチケット。ボクは幸か不幸か、団体さんとはダブらなかった。
6)大師堂へお参りする。手順は4)と同じ。
7)大師堂で勤行する。
基本的に5)と同じだが、⑧はスキップで⑩を追加する。
①開業偈
⑦般若心経
⑨光明真言
⑩大師宝号←三辺唱える
⑪回向文。
8)納経所でご納経をいただく。
9)合掌一礼して山門を出る。
ボクはこれをしょっちゅう忘れてしまった。反省しきり。
以上がボクが行った参拝手順。次回は旅を総括する。