Ino_noosの自転車遍路の記録

還暦のオヤジが自転車で四国をお遍路しました。その記録を記します。

本編2023年7月31日(後編)=48-49-50-51-52-53番=

2023年7月31日(前編)=48-49-50-51-52-53番=から続く。

9:00、51番石手寺を打つ。石手寺まで来たということは道後温泉も間近ということか。石手寺はこれまでどの札所にも属さない独特な雰囲気がある。エキゾチックというか、ごちゃ混ぜというか、神秘的というか、千と千尋に出てくる妖怪のような仏像(失礼!)もあってカオスである。

参道。今風に言うとアーケード街。何故か昔懐かしい感じがする。

仁王門。これは国宝、ごちゃ混ぜだとなめてかかってはいけない。

三重塔、重要文化財

本堂。重要文化財。入母屋造り本瓦平入、飾り破風を設けずシンプルだが威厳のあるお堂。ご本尊は薬師如来

大師堂。本堂と同じ入母屋造り本瓦で本堂より一回り小さい。

絵馬堂。ちょっと怖い仏像群。

韋駄天堂。東南アジアの雰囲気が盛り沢山。

マントラ洞窟入り口。涼しい以外何が良いのかわからなかった。ここでさっきのタクシー遍路さんと連れ違う。もう彼らがだいぶ先を行っている。

マントラ洞窟の中。入場料100円。この洞窟の先は…、ただ裏側の道路に出ただけだった。

鐘楼。重要文化財。袴のような板張りは金剛頂寺以来かもしれない。

石手寺の記念印、明星来影。私を迷いから救ってくださった四国遍路。有難うございます (女性。歩きへんろさん文集より)出典:四国霊場会。

せっかく松山まで来たので道後温泉に寄っていく。道後温泉は10年ほど前だがたっぷり時間をかけて観光したので今回は温泉に入る選択肢はなかったが、立ち寄ってみてびっくり、本館は修復工事中だった。

気を取り直して松山城を見学。松山城も以前たっぷり見学しているので、今回は麓の公園から写真を撮るだけ。

次に市内のサイクルベースあさひに寄ったが残念ながら開店前。ということでこちらはあきらめて52番に向かう。松山城を通り過ぎて東へ向かい、松山市の北西に位置する太山寺へ向かう。なお、あさひには53番を打った後で再訪したがパッドはゲットできなかった。もう1件店舗があったのでそちらににも行ったがパッドはなかった。もう松山はあきらめ、今治にかけることにした。結局これで1時間程度無駄にしてしまった。

11:10、52番太山寺を打つ。
仁王門。国の重要文化財。別名二の門と言われているらしい。ということは一の門もあるのだと思うが、わからなかった。あとで調べたら通過していたことがわかった。見過ごしてしまったわけだ。ぼーっとしていたのだろうか。危ない。

三の門からの本堂。

本堂。入母屋造り平入本瓦葺き。屋根の反り具合が美しい。国宝。手前に見えるのはマニ車。うっかり反対方向に回してしまった。厄が余計に付いたかも。

大師堂から見た本堂。凄く大きく堂々たるお堂。

大師堂。本堂から階段を上った上にある。入母屋造り平入本瓦葺きに唐破風の向拝が付く小さなお堂。興味深いのは唐破風の前に独立した四阿風の切妻屋根が伸びていること。この屋根の下で参拝すれば雨にも濡れないし、強い日差しも遮られる。

太山寺の記念印、二利双修。他者の幸せ、利益の為に尽くす事が自らの利益にかなう。お大師様は自利と利他の調和を図かり修める事、「二利双修」
真言密教の目的であると言われた。出典:四国霊場会。情けは人の為ならず、だね。

12:00、53番円明寺を打つ。
八脚門。

本堂。入母屋造り平入本瓦葺き。正面は屋根の一部がそのまま延長して向拝になっている。ご本尊は阿弥陀如来

大師堂。入母屋造り平入本瓦葺きに唐破風の向拝が張り出している。鬼瓦というのだろうか、屋根の上の飾りがすごい豪華。ちなみに左の木陰に自転車を置かせてもらっている。

松山駅から輪行する。乗った電車はアンパンマン号。ちょっとラッキー。

15時今治駅着。自走していたら16時でも着かなかったと思う。体力も温存出来て良かった。今日はそれほど暑くないと思ったが、気温は32℃あった。連日35℃以上あったのでこの程度だと暑くないと感じてしまう感覚が恐ろしい。

今治駅前にGIANTがあった。寄ってみたら、コンパチのブレーキパッドが見つかったので、深く深く感謝しつつパーツだけ購入した。助かった~、今治駅前のGIANTさん、ありがとう。早速ホテルでパッドを交換した。

今夜の宿は、JRクレメントイン今治さん。駅前なので輪行袋のままチェックインしそのまま部屋に持ち込んだ。クレメントインさんには2泊の予定。なぜ2泊かというと、明日はお遍路はお休みしてしまなみ海道を走るから。

楽しみだなぁ。

7月31日終了。