本日の走行距離99.8㎞。本日の費用、札所1,320円、ホテル5,400円、交通費0円、食費3,527円、その他1,278円、合計11,525円。
本日28日は宇和島まで約100㎞あるので、例によって早朝にスタートする。
民宿鈴の駐車場。鈴は鈴タクシーの2Fが民宿になっている一風変わった経営。ここは駐車場だが、タクシーの車庫でもある。おそらく2日前に鍵を落としたのはこの辺だろう。
四万十川。奥の山の稜線の下に朝霧が見える。
JR宿毛線。朝霧を撮ろうとして、たまたまタイミングがあった。
6:30、39番延光寺を打つ。珍しく道に迷うこともなく、到着した。
亀さん。亀が背負っている梵鐘は、実物が存在し国の重要文化財に指定されている。亀が背負っている梵鐘は原寸大なんだとか。
右が本堂。左が大師堂。ご本尊は薬師如来。本堂は入母屋造り、波瓦葺き(たぶん)。向拝に唐破風が張り出している。ところでこの唐破風、棟が手前に傾斜していて珍しいがなかなか面白い。珍しいと思ったがこの後の札所でちょくちょく登場することになる。大師堂は宝形造りの典型的なお堂。
延光寺では、白衣に御朱印を押してもらった。鶴林寺の鶴と合わせて、これで鶴亀完成。皆さんこれやるらしい。記念印は、金剛不壊(こんごうふえ)。堅固にして壊れないもの。出典:四国霊場会。ダイヤモンドは金剛石というが、この言葉が由来らしい。知らなかった。
愛媛県に突入し、9:00、40番観自在寺を打つ。山門。観自在寺は、1番霊山寺から最も遠いところにあり、裏関所と呼ばれているそうである。
本堂。入母屋造り銅板葺き。ご本尊は薬師如来。
八体仏。
大師堂。宝形造り銅板葺き。正面全ての屋根が向拝として張り出している構造で、一見すると向拝に見えないが、柱が立っているので、向拝だと気づく。それにしても屋根は切れ目なく連続しているように見える。不思議。
観自在寺の記念印、縁。人生そのものが縁の連続といっても過言ではない。出会ったご縁を生かすことができるのは心の持ち方次第。出典:四国霊場会。
さて、宿毛から宇和島まではR56をひた走るのだが、R56は幹線国道で交通量が多く、さらにリアス式海岸のためトンネルも多い。トンネルは、歩道があるもの、ないもの、歩行者専用のトンネルがあるもの、と様々で、今回はそのすべてを記録した。以下いったん宿毛まで戻る。
宿毛市街地を抜けて間もなく与市明トンネル210m、歩道あり。
宿毛トンネル250m、歩道はあるが、狭くて自転車は適さない。
正木トンネル226m、ここから愛媛県、歩道は狭くて自転車は無理。
一本松ずい道395m歩道なし。路側帯も狭い。
蓮乗寺トンネル604m、歩道狭くて自転車は無理。
次の城辺トンネルは撮り忘れた。残念。ここまでは39番と40番の間。次からは40番と宇和島の間。
内海ずい道915m、歩行者自転車用の専用トンネルあり。画像の右路線は車用、左路線は歩行者自転車用。
歩行者専用トンネルはその名も内海ふれあいトンネル。中はこんな感じ。専用トンネルはありがたいが、ふれあいトンネルってどういう意味?
鳥越ずい道259m、歩道狭くて自転車は無理。
大場の鼻トンネル161m、歩道なしも手前左折して遊漁センター方向へ迂回路あり。というか短いトンネルなので一気に抜けられるか。
嵐坂ずい道308m、歩行者自転車専用トンネルあり。この写真の手前から左折する。画像は自動車用のトンネル。
ラスボス松尾トンネル1710m、歩道あり、遍路道もあり。
ここから先は、宇和島の美しいリアス式海岸。またちょっと戻る。
三ツ畑田島。こんな面白い景色があるのか、と驚く。
由良半島と思われる島影。
塩子島黒碆灯台。
防波堤がない海岸線。ボクの田舎にはもうあり得ない景色。
R56はリアス式海岸に沿って走る道路なので、アップダウンの連続になるということはある程度予想していた。しかし予想したよりは起伏はなく音を上げるほどの坂はない。一方猛暑で体力を大きく消耗する。ラスボス松尾トンネルを抜ければ宇和島市も目前だが、ここでまた道に迷ってしまう。散々遠回りして、なんとかホテルにたどり着いた。宇和島城はのぼる元気はなく遠くから写真撮影しただけ。
ところで宇和島城の入口にハコスカがあった。懐かしい~カッコいい~。
さて、今夜の宿はビジネスホテルイシバシさん、チェックイン時間前にもかかわらずチェックインしてくれた。暑さでグロッキーだったのでホント助かった。おかげで15時前に部屋に入りあっという間に寝落ちした。気付くと1時間熟睡してた。少し元気になったので宇和島駅前まで散歩、宇和島ではサイクルトレインを運行しているという情報を見たからだ。果たしてサイクルトレインはあった。しかし土曜日と祝日のみの運行ということだった。そうなのか~残念。と帰りかけたが、んっ、待てよ明日は土曜日じゃないか! やった~ラッキー!思えば四万十市で1日休養を取ったのがよかったわけだ。ということで、予土線の始発をチェックして、本日7月28日終了。