Ino_noosの自転車遍路の記録

還暦のオヤジが自転車で四国をお遍路しました。その記録を記します。

はじめに。

このたびボクは四国八十八ヶ所を巡礼する、所謂お遍路を決意し実行した。移動手段は自転車で。ということで準備から実行までの詳細をブログに記したいと思う。これからお遍路を始める人の参考になれば望外の喜びである。

 

さて、ボクは還暦の元エンジニアである。エンジニアである以上理系出身(ついでに言うと体育会系)であり、宗教とは無縁な生活を送ってきたが、その一方神道や仏教は好きで、特に神社仏閣の建造物や仏像を鑑賞するのが何よりの楽しみだという変わり者である。約1千年も昔の人たちの仕事の見事さに感動し、それを現代まで継承してきた我が国の文化を誇りに思っている。

一方でボクは49歳から自転車(ロードバイク)を始め、51歳でブルべを達成した(200㎞だけど)。その後も緩々と走り続けている。実績としては、走行距離は年平均約2000㎞、生涯平均速度は20㎞/H(NETで)という貧脚である。こんな状況でお遍路と自転車が容易につながった。

出典は失念したが、あるブログにこのような記載があった。曰くお遍路はカネとヒマと体力の3拍子がそろっていないとできない。若いときはヒマと体力は有り余っているがカネがない(最近の学生さんはカネ持ちに見えるが)。壮年期はカネと体力はあるが如何せんヒマがない。定年直後はカネとヒマはそこそこあり体力は本人次第、つまり今がチャンスと思い立ったわけだ。ということで纏めると、主目的はお遍路でその移動手段としてロードバイクを相棒にする、で決まり。

 

さて主目的はお遍路と言う以上、作法に則って美しく参拝したい。従ってまず般若心経をマスターした。続いて写経し、主要な仏様の真言も暗記した。また八十八ヶ所の特徴やトピックスも調べ入念に準備を行った。これには約1年かけた。問題は体力で、ボクの場合1日ロングライドするとその疲労から回復するのに3日はかかるというポンコツで、かつヒルクライムは大の苦手と言う根性なしである。こんなボクがどのようにしてお遍路を走ったか、以下目次を貼る。

 

準備編はこちら。


本編はこちら。

 

まとめ編はこちら。

ino-noos.hatenablog.com