Ino_noosの自転車遍路の記録

還暦のオヤジが自転車で四国をお遍路しました。その記録を記します。

本編2023年7月17日=四国への移動日&1番=

本日の走行距離21.8㎞。費用、札所関係310円、ホテル300円(ポイントを吐き出したので)、交通費28,910円、食費2,689円、その他324円、合計32,533円。軌跡はこちら。

 

朝一番の仙台始発の新幹線に乗る。仙台―東京は車両の一番後ろの席を予約して、後ろのスペースに自転車を入れる。


東京―岡山は同じく一番後ろの席を予約し、特大荷物を置く権利を得る。

 

岡山で快速マリンライナーに乗り換え、さらに高松で特急うずしおに乗り換え板野駅で降りる。マリンライナーは瀬戸大橋を渡るのだが、この景色は素晴らしい。久しぶりに感動した。


ここで早速トラブル。高松駅の乗り換え中襟元に引っ掛けていた老眼鏡を失くしてしまった。どこかに落としたらしい。この道中老眼鏡なしで行くのかとのっけから絶望感に見舞われたが、列車を降りるとき輪行袋に引っかかっているのを発見した。あ~よかった(嬉泣)。今回のツアーはとにかく落し物が多く、この後も何度も落とし物をやらかすのだが、この老眼鏡事件はまさにその緒戦だった。2回戦の模様は後程。

 

板野駅は特急は止まるものの小さな駅舎で、かつ日の当たる場所は無茶苦茶暑い(手許の温度計で35℃!)ので、失礼して駅舎内で自転車を組み立てる。今日はリアキャリアは付けずリアキャリアが詰まったバッグを背負う。重い。10㎏近くあるぞ。賽銭や納経料貯金を100%積んでいるからだとしてもこれは重い。明日以降リアキャリアが持つかどうか心配になる。とりあえず1番に向かうが、早速道を間違える。今回は、サイコンはiGPスポーツのBSC200を選定した。この仕様は簡易ナビ機能があるのだが、この時点で使い方をよくわかっておらず、ほとんどナビを活用できていない。ともあれ1番霊山寺着、駐車場脇の木陰に自転車を置き、手順とおりに参拝する。


が、暑さのせいか緊張からか暗記してきた般若心経はボロボロに間違えるし、賽銭を入れ忘れたり、散々なものだった。それでも本堂前で読経していると、ロードバイク4人組が現れて本堂に入ってきた。しまった最初に写真を撮っておくべきだった、誰もいなかったのに。しかしこの4人組、自転車を本堂前まで持ち込んでさらにその辺に転がしている。非常に見た目が悪い。最初からいやな気分。ところで本堂はたくさんの灯篭が下がっていて美しい。これはと思ってカメラを構えたが撮った写真はピンボケだった。

霊山寺、ご本尊は釈迦如来。大師堂は本堂手前池の向こう側、宝形屋根のお堂。つっかえつっかえも一通り参拝を終え、納経所に向かう。納経所はお遍路用品売り場も兼ねているが、参拝用具一式は予め通販で入手していたので、ここでは何も買うものはない。

 

さて、今夜の宿は蔵本駅前のホテルで、霊山寺から約10㎞南。ここからもサイコンの簡易ナビを使うが、全く使いこなせず迷いに迷い10㎞の道のりを20㎞近く走った。暑さと肩にかかる重い荷物とでぐったりする。さらに家族に向けて自分の生存確認にと自分から始めたツイッターも忘れていた。先が思いやられる。下は四国三郎橋。この橋は後日四国一周後に再び通ることになる。この日は暑い以外は風もなく快調だったが、2回目は土砂降りの暴風雨にやられた。この時はマジで死ぬかと思ったが、これはまたあとの話。

 

ところで、本年2023年は弘法大師生誕1250年の記念イヤーということで、ご納経は、定番の御朱印と墨書にプラスして各札所オリジナルの記念印を押してくれるそうだ。ということで、今回はその記念印をクローズアップしてみたいと思う。1番霊山寺の記念印はこちら。文字は「無碍」、意味は仏さまと自分と他人の三つは隔てない無碍のもの、ということらしい。出典:四国霊場会のサイト

記念印は四国霊場会のサイトにも載っているので、ここに貼ってもよいだろう。一方墨書は何といっても著作物なのでここに貼るのは抵抗がある。ということでご納経を見たい人はお遍路に行くしかないね。